なんと言っても、子供は元気が一番。
この家庭交響曲はそんな子供や両親の様子が表情豊かに表現されている。
第1部「イントロダクション」
第2部「スケルツォ」
第3部「アダージョ」
第4部「フィナーレ」
第1部ではシュトラウスやその奥さんや子供達のメロディーが奏でられる。
第2部では「子供の遊び」と「両親の満足」が表現されている。
子供は悪戯っ子で、それを叱る親、そして遊び疲れて眠る子供達。そんな情景を表現している。
第3部は「アダージョ」で夫婦の語らいなどが表現されている。
第4部はRシュトラウス家族の表現が最高潮に達する。子供達のテーマ、シュトラウスのテーマ、奥さんのテーマがそれぞれ折り重なり、凄まじいクライマックスに向かっていく。
自分は、この曲はなんといっても第4部「フィナーレ」が好きであります。
第1部〜第3部までも素晴らしいのだが、第4部とりわけ後半残り6分20秒あたりからが凄まじいです!
自分が初めてこの曲を聴いたときのことを少し書きたいと思います。
これまた高校生の時でありました。
学校の授業が終了するのは確か15:10でありました。
で、学校からスピードの出る自転車にまたがって帰宅の途につくのですが、時速50か60キロを出して今考えると顔が真青になるぐらい危ない運転で突っ走っておりました。
そして、約30分後に自宅に到着。
とにかく、学校からぶっ飛んで帰っても15:45ぐらいにはなってしまうのでありました。
何故、こんなことを書いているかというと、高校生の頃はお金がないので、クラシックを聴くにはNHK−FMのクラシック番組をチェックするしかなかったのです。で、夜の番組は自由に聴けるのですが、昼の番組は14時ぐらいから始まるので、自宅に帰るころには番組の半分以上が終わっていて

という状況。
で、どうしたかというと聴きたい曲を放送するときのみ、予約録画ならぬ予約録音をすることにしました。ですが、あくまでラジオですから、どの曲が何時何分から始まって何時何分に終わるということまでは分かりません。分かっているのは放送される曲の順番と曲の演奏時間。この辺から聴きたい曲の放送開始時間を割り出してコンポにタイマーをセット。もちろん前後に10分程度の余裕を持たせてセット!
この余裕代がこの曲に遭遇した要因であります。
この余裕代に、その当時さして気にもしていなかったこの「家庭交響曲」の残り7分ほどが録音されていたのであります。ラッキーでした!その7分を初めて聴いたときは「お?」、2回目聴いたときは「おお!?」、そして3回目に聴いたときは「おおおー!」となり(なんのこっちゃ)、この終結部の凄まじさに驚愕した次第であります。ちなみに、1発で「おおおー!」とはなりませんでした。(その当時の自分には少し難しい曲の部類に入ります)
何に対して「おおおー!」となったかと言いますと、曲のスケールの大きさです。それまで聴いたことのないどでかいスケールでした。そこに惚れてしまいました。
今ではこの曲が家庭交響曲というタイトルなのはよ〜く理解できます。
父親がいて母親がいて子供達がいる。
そして、その日常が描かれていることがよ〜く理解できます。
是非1度聴いてみて下さい。
惚れ惚れする素晴らしい曲です。
...つづきは
こちらです。